■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
石井ますみの獣医学入門 蠅咬み行動 てんかん発作
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
2015年03月30日発行
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
No.395
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□
☆━★━☆━★ ますみの獣医学入門★━☆━★━☆
前向きにコツコツと生活したいものです。
_Ω___
∠| ̄ ̄ ├&# 獣医学臨床を通して
ζζ\_/ みなさまといろいろと考えていきたいと思ってます。
( ^^) _旦~~(~~)
~~ 煎茶を飲んで、一服しながらどうぞ。
■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□
────────────────────────────────────
3月も終わりになりました。入学、転勤のシーズンですね。
メルマガを読んでいただき、ありがとうございます。
発行人の石井ますみです。
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼INDEX▼
■蠅咬み行動 てんかん発作
■「ますみ先生のにゃるほどジャーナル ――動物のお医者さんの365日」
■Vet Welホームページの新たに「オーナー皆様」
■ますみの近況 早起出来るわけ。。
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■蠅咬み行動 てんかん発作
犬も猫にもてんかんという病気があります。
発作といえば、わかりやすいでしょうか。(心臓疾患の発作もありますので、鑑
別が必要です)
てんかんを医学的に説明しますと「大脳のニューロンが過剰に出て発作を繰り返
すものです。脳の慢性疾患」です。
いきなりパーンと倒れて意識を失うが一般的です。これを全般発作といいます。
その他にも、焦点発作といって、体の一部分発作が起こるものです。その場合、意
識がある場合もない場合もあります。これは、「蠅咬み」といいます。
以下のyoutubeをご覧ください。
てんかんの発作型を分類する
1、全般発作
脳全領域の電気異常 意識を失う
2、焦点発作(旧称 部分発作)
脳の局所の電気的異常 意識がある/意識を失う
3、書店発作の二次性全般可
意識を失う
このyoutubeの犬は、本当は蠅はいないのですが、脳の電気異常で蠅がいるように
見えるので「蠅咬み」行動をするようになるのです。このような行動は、全部がて
んかんというわけではありませんが、その可能性も含まれているわけです。
飼い主さんは、この程度ならほっておいてもいいかもと思われるかもしれません。
でも、脳の電気刺激の異常なので、何回も起こしていると、脳そのものが破壊されて
命にかかわります。
脳の異常で電気刺激が狂うわけなので、発作の後は疲れます。水分補給やビタミン
B群などは、必要です。こういう行動が見られたら、かかりつけの獣医師に相談して
ください。
てんかんは遺伝的要素も大きいので、好発犬種をご紹介しておきます。
*イタリアン・グレイウハンド
*ボストン・テリア
*ビーグル
*シベリアンハスキー
*トイ・プードル(茶)
*ミニチア・ダックスフンド
*ポメラニアン
愛犬の行動をよく観察しておいてあげてくださいね。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■祝 「ますみ先生のにゃるほどジャーナル ――動物のお医者さんの365日」
青土社
朝日新聞の6年間の連載が本になりました。
4月4日、朝日新聞の文化欄でも、紹介されました。
娘が表紙のイラストを描いてくれています。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4791767756?ref_=sr_1_1&qid=1395192923&sr=8-1&keywords=%E7%9F%B3%E4%BA%95%E4%B8%87%E5%AF%BF%E7%BE%8E
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■niftyペット 「病気になりにくい飼い方」
以下のこんな記事も書いています。
http://pet.nifty.com/column/body/d140120000174/
みなさんも読まれて、良かったら、いいねを押してみてください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■Vet Welホームページの新たに「オーナー皆様」
ペットの健康づくり
健康づくりって必要なの?
20年前だと、犬は、フィラリア症やジステンパーなどの感染症で命を落としま
した。数年で亡くなってしまうことが多かったです。健康づくりついて考えなくて
もよかった時代です。
続きは以下です。
http://vet-wel.com/owner/contents/health.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ますみの近況 早起きが出来るわけ。
4月になると、そろそろフィラリア症の予防のシーズンなので、獣医師向けの
セミナーは、少なくなります。いま分子整合栄養医学を勉強しているので、お医者
さんに混じって東京のセミナーにも行くので、日曜日は勉強していることが多くな
ります。
この間、小学校から高校まで同じという幼馴染とランチをしていました。「イシ
イよくそれだけ、勉強しに行くよね」といわれました。彼女は、私が勉強があまり
好きではないということを学生時代から見て知っていたからです。
最近は、趣味は料理と研究で、自分の時間を多く占めています。それは、ひとつ
には、目の前の子が治せないと悪いという思いがあるからです。
自分の学んできた知識が、いかされたときの喜びが大きいので、朝5時とか起き
て新幹線に飛び込むわけです。(夜10時まで診察しているけれど)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■石井万寿美の既刊
これで13冊の本を出しています。
amazon.co.jpで購入出来ます。
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_ss_i_0_3?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%E7%9F%B3%E4%BA%95%E4%B8%87%E5%AF%BF%E7%BE%8E&sprefix=%E7%9F%B3%E4%BA%95%E4%B8%87%2Cstripbooks%2C493
______________________________
■ホームページ 『まねき猫ホスピタル』
<http://www.sam.hi-ho.ne.jp/manma>
______________________________
■残念ですが、万寿美の獣医学入門のメルマガが嫌いになった方は
こちらで解除できます。
まぐまぐの人
http://www.mag2.com/m/0000110068.html
メルマの人
http://www.melma.com/backnumber_32063/
■発行者: 石井万寿美
| 固定リンク
最近のコメント