杉山博司の歴史の歴史
恥ずかしいながら、昨日まで、杉山博司を知らなかった。
大阪にある国立国際美術館に行って衝撃を受けた。
茂木健一郎氏のクオリア日記を読んで行くことにしたのだ。
夕刻、仕事の合間を見て、
「国立国際美術館」に。
杉本博司さんの
『歴史の歴史』展
を以前から見なければ、と思っていた。
2003年に東京のエルメスビルで行われた
時は幸い訪れることができたが、
その後、アメリカを巡回した後、
規模が大きくなって金沢の21世紀美術館
に戻ってきた時には、会期中に
行くことができなかった。
金沢には行く用事があったのだが、
空いた時間がなくて果たせなかったのである。
を読んで、
ますます行きたくなっていた。
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週刊ポスト古都逍遥の撮影で京都へ行く。時間の余裕があったので、大阪国際美術館の「杉本博史展」を見に行く。先般金沢21世紀美術館で同展を楽
しんだのだが、ロンドンギャラリーの田島さんが「また違うよ」との推薦もあって再び拝見。そして感動と会場やライトのあてかたでこんなに違うものかと考え
させられた。「虫入りの琥珀」「明恵 断簡」「春日曼荼羅」「父尉古面」「近江日吉社古面」「百万塔の経」などあげたら切がない。なんども見たはずの祖母
旧蔵の十一面観音さまの足指がなんなに綺麗だったかとか、女神像の細かな彩色、レンブラントの細い線。見るというのは本当に難しい。閉館まで堪能した。
白洲信哉の平成21年5月29日の日記より
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やっと、入り口に立つことができた。
杉本博司さん御自身の作品が、
収集された骨董、
アポロ計画ゆかりの写真、
戦争中のタイム・マガジンの表紙、
解剖図、化石などと融合して
不可思議な空間をつくる。
一つひとつの作品の表現自体は
もちろん、そもそも美術という
制度が成り立つ前提についての、
認知の枠組みが揺るがされ、
見る者は不安にさせられる。
そして、その分だけ、確かに自由になるのだ。
放電現象を用いた作品の中に、
うっとりするほど美しいものが
あり、しばらく目が離せなかった。
樹状突起がうねうねする世界の中で、
そこだけほっこりと日が差して、
見たこともないタンポポのような
花が咲いている。
信哉が書いていた
「十一面観音さまの足指」
も見た。愛らしかった。
フランシス・ベーコンの絵が
思わぬところに隠れていた。
「歴史の歴史」展は、6月7日(日)までです。
まだの方はぜひお出かけ下さい!
会場を巡っている間、
学芸員の安來正博さん、植松由佳さんが
いらして、しばらくお話することが
できた。
美に仕えている人と話すと、その
たたずまいに心が満たされていく。
本当に、びっくりする。そして、世界観が変わる。日本にこんな人がいたなんって。
杉山博司さんは、写真家、美術コレクター、建築家とあらゆることをされている。
このブログを読んだ人は、6月7日までやっているので、是非、是非、見に行かれることをおすすめします。
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